2025.08.18 ブログ
【第2回】断熱塗料と何が違う?エシカルプロクールの優れた仕組み
前回の記事では、秀塗工業イチオシの新塗料「エシカルプロクール」の概要をご紹介しました。
今回はさらに一歩踏み込み、従来の断熱塗料との違いについて分かりやすく解説します。
■「断熱」と「遮熱」の違い
暑さの原因となるのは“輻射熱”と呼ばれる太陽の熱。
これを抑える方法には、大きく分けて以下の2つがあります。
断熱塗料:熱をため込み、伝わりにくくする(熱を「遮断」するイメージ)
遮熱塗料(エシカルプロクール):熱をため込まず、外へ逃がす(熱を「反射・放射」するイメージ)
断熱は「熱を閉じ込めて伝わりづらくする」のに対し、遮熱は「熱そのものを外に逃がす」ため、屋根や外壁の表面温度を大幅に抑えることができます。
■セラミックスの違い
一般的な断熱塗料では「中空バルーン状の多孔質セラミックス」が使われています。
これらは空気を抱え込んで熱伝導を抑えますが、同時に熱を中に溜め込みやすいという弱点もあります。
一方、エシカルプロクールに使われているのは、無孔質(隙間のない)ファインセラミックス。
熱を反射すると同時に、効率的に放熱するため「冷めやすさ」に優れています。
■比較表から見るメリット・デメリット
■結論:夏の快適さと省エネに直結
断熱塗料は「外気を遮断すること」に重きを置いていますが、結果的に建物自体が熱を溜め込んでしまうケースがあります。
一方、エシカルプロクールは「熱を逃がす」ことで建物の温度を抑え、エアコンの効きが早く電気代の削減にも貢献します。
これからのスタンダードは、“熱を遮る”のではなく“熱を逃がす”塗料です。
■次回予告
次回は、実際に行った施工データをもとに「施工前と施工後でどれだけ温度差があるのか?」をご紹介します。サーモグラフィー画像も公開予定ですので、ぜひご覧ください!
第1回「最先端の遮熱・放熱塗料「エシカルプロクール」をご紹介!」の記事はこちら👉 https://hidetoindustry.com/news/notice/20250706-726/