丁寧な仕事を容易にするクサビ式足場を設置します。足場には種類がありますが、足場によって職人の仕事の仕方、安全性も変わってきます。常に落ちないようバランスを取らなければならない「単管足場」ではなく、「クサビ式足場」で施工をします。
高圧洗浄機という専用の洗浄機を使って外壁や屋根を洗浄していきます。洗浄で落とすものは、汚れ・劣化した塗料の粉・苔・カビなどです。ただ洗うだけではなく、洗浄しながら外壁・屋根の劣化具合も直接確認していきます。
「養生」とは塗料がついてはいけない場所にビニールなどで、覆ってしまい塗料が付かないように保護することです。養生は仕上がりにも影響を与える重要な作業になります。植物・タイル・自転車・車などにも必要に応じては養生を行います。※室外機には室外機カバーを使用しますので、通常通りエアコンをご使用いただけます。
ヒビ割れたシーリングの補修・鉄部の錆撤去(ケレン)・膨張、ひび割れ、剥がれ部分の撤去します。下地作業の出来次第で仕上がりに大いに影響します。この作業を怠れば後に不具合(塗装の剥がれ等)の誘発にも関わり耐久性に大きな差が出ることになります。
下塗りの役目は中塗り・上塗り塗料をしっかりと定着させることです。外壁、屋根の材質に合わせた下塗り材を使用します。種類はフィラー・シーラー・プライマーの3種類があります。
中塗りとは、下塗りの次に行う塗装工程です。外壁の色決めの際に選んだ色の塗料を使い、色塗り1回目というとわかりやすいかもしれません。ただし、色塗りは1回の塗布ではムラなどの塗り残しが出てきますので、色塗り2回目の上塗りへと続いて行きます。
上塗りとは、中塗り後の仕上げ工程です。2段階で色つき工程を行うことで、塗膜に十分な厚みを持たせることができます。最終工程の仕上げ塗りですので、丁寧に塗布し、美しい仕上げ塗りの技術を問われる工程になります。
雨樋、雨戸、破風、鼻隠し、基礎等付帯部分の塗装。付帯部は、素材が木製や鉄製、塩化ビニール製など様々ですが、塗装することで家の寿命を延ばすことにつながります。付帯部の劣化で塗料が剥がれて腐食するなど、放っておくと建物内部に悪影響をもたらすことがあります。
外壁・屋根塗装だけではなくて、付帯部の塗装もすることが重要です。
養生を細かくしても、入念に作業していても、塗料がはみだしていたり、飛び散り・塗り残しはどうしても出てきます。最終点検でシンナーで細かく掃除をしたり、塗り残しの部分のタッチアップを行います。
足場が組まれていると、洗濯や空気の入れ替えも出来ず窮屈感を感じさせてしまいますが、足場が解体されると、美しく生まれ変わった家にワクワクしていただけると思います。